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2017/05/03

小屋の中に風呂をつくる ①

小屋をつくった後、夏の間はバケツの水で体をふいたり頭を洗って済ませた。でも、湯につかる気分を味わいたい。
「風呂をつくろう!」
小屋をつくった時点で風呂の場所は決まっている。浴室スペースは下の絵の状態だった。

木の組み方020
1,35m×1,8m。(0,75坪)
三方はすでに区切ってある。
正面と左側は外壁。
右側は間仕切り壁。
下は土のままで、土台下は外気とツーツー。

ここで体を拭いたり、水をかぶったりしていた。


さて、どういう風呂にするか?
昨今の住宅の多くはユニットバスで、ここでも取り付けることは出来るが、そんな気は毛頭ありません。
ユニットバスの前はセメントを使ったタイル張りだが、それも大ごと、いまさらと思う。
手に入りやすい材料で、ささっとつくりたい――機能を満たせば十分。珍妙なコトで構わない。むしろ実験的なつくり方が面白そうだ。
仕上げ材をクッションフロアーでやってみたらどうだろうか?

木の組み方111111クッションフロアー(以下CF)は、最近は減ったが、洗面所やトイレや台所といった水回りの床に使われる。2ミリ弱厚のビニルシートでDIY店で手に入る。
メーカーに問い合わせたら、素材自体は防水材だが防水床材として提供してはいないと言う。
そりゃそうだ。自己責任でやってみましょう。

先ずは下地の壁合板。
外壁合板とほぼ同じ要領で張る。

クッションフロアー(CF)を貼る
張った合板の上にCFを張る。これは仕上げ材であると同時に防水層でもある。
シロアリや腐朽菌を呼び込まないためには、浴室の水を周囲に漏らせてはいけない。

木の組み方310 - コピー

幅1,8mのCFを横張りにした。
ひとつながりに貼るのは難しいので一面ずつカット。
突き当てるとシワになるので入隅部は4ミリ短くカット。
(入隅の隙間は後でコーキングします)
印した上ラインに合わせてCFをピン止め。位置を決定する。

木の組み方310



シリコーンを接着剤にすることで防水性を高める。
貼り付けは、中段➡下段➡上段と3回に分けて行い、シリコーンができるだけ乾かないようにした。

畳2枚分のサイズのCFは扱いづらいし、接着剤のシリコーンはもたもたすると固まってしまう。表に付着したシリコーンはきれいにふき取らないと後日汚らしくなるし、中に入り込んだ空気は押し出さなければならない。せわしない作業になった。
page040.jpg

三方の壁にCFを張ったところで浴槽を運び入れる。
ここで入れておかないと、なにしろ入口よりデカい。
サイズ的には窓から入るけれど、一人でやるのはとてもタイヘン。いま入れよう。

木の組み方030





三方の壁完了。
上の方は合板のままだが…水鉄砲で遊ぶ予定は無い。
これでいいでしょ。

浴槽が入ってひとまずやれやれ。
今回はここまで――「小屋の中に風呂をつくる ②」に続きます。

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